【博多どんたく】博多の粋と伝統を味わえる!博多芸妓さんに会いに行こう【博多をどり】

※写真はイメージです

皆さん、こんにちは。
ゲジマユ君である。

唐突だが、皆さんは歴史ある料亭で芸妓さんと遊んでみたいと思ったことはないだろうか。私はある。ぜひ遊んでみたい。

芸妓さんと言えば京都の祇園、東京の神楽坂や浅草、石川の金沢などが有名だが、福岡にも「博多芸妓」と呼ばれる芸妓さんたちがいる

「博多どんたく」総踊り(提供:福岡市)

毎年5月3、4日に行われ、200万人もの観客が訪れる福岡のお祭り「博多どんたく港まつり」には博多芸妓さんたちも毎年参加し、お座敷唄や踊りを披露している

博多芸妓さんたちの舞台は何しろ華やかなので、メディアにもよく取り上げられている。実際に博多どんたくへ訪れていなくても、目にされたことがある方も多いだろう。

あの博多芸妓さんとはどこで出会えるのか、そして遊ぶのには果たして一体いくらかかるものなのか?

今回は博多芸妓さんたちについて、ざっくりと説明してみようと思う。

芸妓とは

「博多券番」公式サイト(http://hakatakenban.com/)より

“そもそも”から始めさせてもらうが、地方や時代によって多少は異なるものの、「芸妓」とは舞踏や唄などでお客をもてなす女性を指す単語だ。

さらに芸妓さんたちは舞踏中心の「立方(たちかた)」、長唄などの唄、三味線などの鳴り物の演奏を受け持つ「地方(じかた)」に区分されている。

京都・祇園などでは「舞妓(まいこ)」、東京や関東地方で「半玉(はんぎょく)」「雛妓(おしゃく)」と呼ばれているのは芸妓さん見習いだ。

ちなみに東京では「芸者(げいしゃ)」、京都などでは「芸妓」と書いて「げいこ」と呼ばれているが、博多では「げいぎ」が一般的な呼称だ(※今回の記事では「芸妓」と統一)。

博多芸妓さんたちは「券番」に所属しており、料亭の宴席やその他イベントからお呼びがかかると、券番を通して派遣される仕組みだ。

たとえるなら券番は芸能事務所で、博多芸妓さんたちが芸能人のような感じ。東京や京都では「置屋」と呼ばれている仕組みと同じものだな。

現在、博多に存在している券番は「博多券番」のみとなっている。

なお「博多券番」の公式サイトは大変充実しており、あとは各自でサイトを見てくれと伝えて、この拙文を締めてしまってもいい気がするほどだ。ぜひチェックしてほしい。

【博多券番】
■公式HP : http://hakatakenban.com/
■住所 : 福岡市博多区冷泉町2-20 博多伝統芸能館内
■電話 : 092-263-1187
■営業時間 : 平日10:00~20:00(土曜日12:00~17:00)
■定休日 : 日曜日・祭日・お盆時期・年末年始

博多芸妓の特徴

江戸時代、鎖国していた日本唯一の玄関口として栄えていた長崎には、外国人が「アジアンビューティー」と大喜びする長崎芸妓が多数存在していた(※長崎では芸妓さんたちを「芸子衆(げいこし)」と呼ぶ)。

ただし、当時の長崎では芸妓たちの滞在期間は100日限りという規則があったため、芸妓たちは博多など長崎近くの花街で働きながら、長崎に入ったり出たりを繰り返すことに。

やがて長崎芸妓の一部が近隣の博多に移住するようになるそれが博多芸妓のルーツとなった、と言われている。

明治以降の博多芸妓さんは「大らかで気風が良い」と人気を獲得。伊藤博文や「マッサン」のモデルとして知られる竹鶴政孝も訪れるほどの賑わいを見せ、最盛期には2,000人もの芸妓が在籍したそうだ。

中には満州を訪れ、帰福後「満州帰りの芸者」として話題となり、後に小説や映画のモデルにもなった「馬賊芸者」と呼ばれた豪気な博多芸妓さんも存在したのだとか。

芸妓さんたちと遊ぶには

肝心の「博多芸妓さんたちと遊ぶのにはいくらかかるのか?」について。

博多券番の公式サイトではお座敷に芸妓さんを呼ぶ場合、地方・立方の区別なく花代(※芸妓さんに支払う料金のこと)は1名1シマ(2時間)28,000円(税別)と紹介されている。

しかも料亭だけではなく、食事会や誕生日会といった場にも、お座敷をかけることができる(※芸妓さんたちを予約することを「お座敷をかける」と呼ぶ)。

しかし、せっかくなのだから博多の料亭で芸妓さんと遊んでみたいという人も多いだろう。

博多券番公式サイトでは5軒の料亭が紹介されている。各店の一番安い夜のコース料理を調べてみたところ、6,000~20,000円であった。

もちろん飲み物代やサービス料が別途必要となるが、中洲のクラブなどの価格を考えれば、個人的には思っていたよりも安いなと感じたのだがいかがだろうか

博多芸妓さんにもっと会いたいという方は

「十日恵比須大祭」、「徒歩詣り」の様子(提供:福岡市)

花代も料亭のコース料理も、予算的にちょっと厳しい。

博多どんたく以外にも街角で博多芸妓さんたちを見ることはできないものか、という方もいるかもしれない。実は結構チャンスがあるのだ。

まず毎年1月8日から1月11日にかけて、十日恵比須神社で行われる商売繁盛を願うお祭り「十日恵比須大祭」がある。

大祭中の1月9日、「宵えびす」に行われる「徒歩詣り(かちまいり)」には博多芸妓総出で参加。参拝して商売繁盛を願う。参道を練り歩く博多芸妓さんたちを間近で目撃できるぞ。

徒歩詣り、5月の博多どんたくに続く年中行事として「船乗り込み」がある。これは役者が現地に到着したことを伝えるため、船に乗ってお披露目する歌舞伎独特の行事。

博多では、博多座で毎年5月~6月に開演される「六月博多座大歌舞伎」へ出演する歌舞伎役者が、中洲の清流公園から数隻の船に分乗してお披露目する。

その後、歌舞伎役者たちは鏡天満宮に参拝し、式典に出席する。そして博多芸妓さんたちも乗船、参拝や式典にも同行して彩りを添えている

さらに毎年12月にはその博多座で「博多をどり」が開催される。これは年に1度、習い覚えた唄や踊りを披露するという博多芸妓さんたちの晴れ舞台だ。

豪華で艶やかな着物をまとった博多芸妓さんたちはとてもきれいだし、普段はお座敷でしか見られない博多の伝統芸能を舞台で見られる貴重なチャンス

ちなみに今年は12月8日開催予定(チケット発売開始は10月1日)。詳細は博多券番公式サイトを要チェック!

【博多券番】http://hakatakenban.com/)

花代がなくても、時間がなくても博多芸妓さんに会える!

「博多伝統芸能館」公式サイト(http://member.fukunet.or.jp/dentou/)より

料亭にも行けないが、年中行事にも残念ながら参加できない、という方でも諦めるのはまだ早い。

博多の伝統文化に触れることができる、2017年11月に開設された観光スポット「博多伝統芸能館」

“体験型文化施設”を謳うこちらの施設では、博多芸妓さんたちが舞と唄を披露する舞台と、簡単なお座敷遊びを体験できるイベントを月2~3回のペースで開催中だ

ただし、博多伝統芸能館には常設イベント、展示品などはないので、公演予定はしっかりチェックしておこう。

【博多伝統芸能館】
■公式HP : http://member.fukunet.or.jp/dentou/
■住所 : 福岡市博多区冷泉町2-20
■電話 : 092-441-1118
■問い合わせ対応時間 : 平日9:00~17:00

福岡・博多の観光事業を支える博多芸妓

博多の伝統を受け継ぐ博多芸妓さんは、外国人を含めた観光客を呼び込むためのシンボルとして注目されている。

ここまで説明してきた行事やイベント以外にも、福岡の観光事業に携わる各企業・団体が手がけるイベントや体験会に博多芸妓さんが呼ばれることも多い。

各SNSの検索や博多券番公式サイトのチェックをマメに行えば、博多芸妓さんと出会えるチャンスは意外に見つけられるはずだ。粋で華やかな博多芸妓さんの魅力を楽しもう。

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